3DL Q&A... よく聞かれる質問にお答えします
3DLセールは何がよいのですか?
シーム(縫い目)がありません。
35フィートクルーザー/レーサーの一般的なパネルセールのメインセール、ジェノアセールでは40~50のパネルから構成され、60~70のシームがあります。セールに荷重がかかった状態では、シームがセールのどの位置にあるか?とか、風速あるいはシームのテンションの影響により、シームは場所により違う伸び率で伸びようとします。続いてセール表面にかかる力が不均等に分布します。ロードの集中するところはゆがんでしまいます。
3DLセールはシームがないため、コーナーからコーナーにかけて、ヤーンに沿ってロードが途中で途切れることなく伝わります。そのためセールにかかるストレスは膜全体に均等にかかり、広くなった適合風速の中でも、歪みを最小にし、デザインで予測されたフライングシェープを維持することができます。
余分なセールクロスを使用しません
通常のパネルセールではセールにかかるロードの方向にパネルを構成するウーブンクロスの繊維の方向をできるだけあわせるようにパネルの向きを合わせてゆきます。セールクロスはいくらハイテクであろうと、垂直か水平な方向の繊維を基に織り上げられています。しかしながらセールにかかるロードはいつも水平と垂直方向にかかっている訳ではありません。
いくら注意深くパネルを並べても、ウーブンクロスはバイアス方向(布目に対して45度の方向)にゆがもうとします。 3DLセールはセールクロスから作られていません。セールに生じるであろう荷重曲線にあわせてコンピューター制御されたガントリーからヤーンをプリテンションをかけた状態で、曲線的に3次元モールド状のラミネートクロスの上に敷いていきます。ヤーンはセーリング時に予想される形状の3次元のモールドの上に置いていかれます。このように効率良く必要十分な繊維を荷重にあわせて配置することで軽く型くずれしにくいセールを作り上げることが可能となりました。これにより、セーリング中にほとんど変形することが無く、細かいセールトリムに敏感にセールが反応します。また、艇のスタビリティーを高くし、ピッチングモーメントが減り、ボートスピードのアップに貢献します。また、シバーによるショック加重が少なくなりセールの寿命も伸びます。
しわができません
セールは時間がたつとシェープが変わり、スピードが低下します。これはセールが縮むことが原因となっています。通常のパネルセールは収縮率の違う何種類かのセールクロスから作られています。このため、時間がたつとクロスの違うパネルがそれぞれ違う縮み量で、縮む方向も違ってきます。違うクロスが縫い合わさったシームでは顕著にその現象が現れます。
パネルセールは伸びたりして変型した場合はリカットしますが、他のセールメーカは3DLのように、伸びが少なく、軽く、スムーズな3次元の膜構造のセールは作れないでしょう。
3DLはシンプルでより効率的なセールです。